【北九州市小倉南区】「こくらみなみ 50年。いい店・いい人・いい話。」 昨年(2023年)から始まった今後の日本を変えていく取り組みが今年(2024年)も!自宅に眠っている制服類をリユースしませんか?
2024年、小倉南区は区制50周年という節目の1年です!
号外NET北九州市小倉南区では「こくらみなみ 50年。いい店・いい人・いい話。」と題して、たくさんの人やお店のつながる小倉南区の楽しさをご紹介させていただいております。
今回は2023年4月から小倉南区から今後の日本を変えていく素敵な取り組みをご紹介します♪
学生服の3R活動「制服バンク」
北九州市のボランティア団体「NPO制服バンク福岡」をご存じですか?
NPO制服バンク福岡では生活困窮家庭の経済的負担軽減と不用品の資源活用を目的に、まだ使える制服や文房具を処分するのではなく、使い終わった人とこれから必要とする人へ繋げる活動です。
NPO制服バンク福岡の代表 田中様は、小倉北区で学生服のリユースショップを経営。経営している中で、様々な理由で困窮をしている方が多いことを感じるようになり、「NPO制服バンク福岡」を立ち上げられました。
2022年度までは北九州市内の母子寡婦福祉会と取り組んだり、エフコープ生活協同組合から助成を受けながら活動され、2023年からは小倉南区自治総連合会と繋がり、小倉南区内の市民センターのうち、既に独自で取り組んでいる守恒を除く23センターで制服類の回収が始まりました。
今年(2024年)の状況が知りたく制服の回収に同行させていただきました。
昨年(2023年)以上の制服類の回収量にビックリ!
今回は長尾市民センターと徳力市民センターの制服の回収に同行させていただきました。
まず訪れたのは、長尾市民センター。
制服の回収ボックスは入り口すぐのところにありました。
市民センターに行ったことがある方は見たことがあると思います!(※ゴミ箱ではないので気をつけてくださいね!)
長尾市民センターも徳力市民センターも回収ボックスの中には近くの中学校の制服や体操服、小学校の体操服、高校の制服などが入っていました。未使用の体操服や数回しか着なかったような学生服など、どれも着られそうなものばかり入っていました。
NPO制服バンク福岡の代表、田中様にお話しを伺うと、今年(2024年)は既に何回も制服の回収に訪れた市民センターがあるんだとか。この一年で随分、この活動がみなさんに浸透してきたと感じていらっしゃるそうです!
筆者は長尾市民センターや徳力市民センター以外の市民センターに行ってみました。どこの市民センターも入り口付近や受付付近など、目につく場所に設置されています。
市民センターの方に話を伺うと、ほとんど親御さんが回収ボックスに入れに来られているようですが、孫の制服を入れに来た方もいらっしゃるそうです。
今年(2024年)はどのくらい集まるのか楽しみですね♪
回収した制服類は?
回収した制服類はNPO制服バンク福岡で1枚1枚、刺しゅうの名前を外したり、クリーニングや補修をし、「制服おゆずり会」で必要としている子どもたちへ無償提供しています。(※制服自体は無償ですが、メンテナンス費(クリーニング代金や刺繍外しの工賃等)はいただく予定となっております。)
2023年12月24日に開催された制服お譲り会では、約60世帯の小学生~高校生約80人分、約200着の制服や体操服をお譲りすることができたそうです。
今年(2024年)も12月に開催予定です。(※2024年11月頃に予約フォームを立ちあがる予定です)
不要になった制服をぜひ回収ボックスへ!
卒業して着なくなったとしても思い出もたくさん詰まっていて、捨てるのは忍びないですよね。制服のリユースは、不要になった制服を必要な家庭にバトンタッチでき、幸せになれる再利用方法のひとつです。
現在、北九州市内の制服は2020年度から導入されたブレザー型の北九州スタンダードタイプの制服と各中学校の制服の2種類があります。
卒業後概ね5年以内のもののリユースをお願いしていますが、「この制服は回収ボックスに入れてもいいの?」等、気になる方はNPO制服バンク福岡へ問い合わせてくださいね。
☆NPO制服バンク福岡 代表の田中様、長尾市民センター様、徳力市民センター様、志井市民センター様、両谷市民センター様、取材協力ありがとうございます。☆