【北九州市小倉南区】集落の人々の想いが詰まった市の史跡、『春吉の眼鏡橋』へ行ってきました。
九州道、小倉南インターチェンジから車で約10分。小倉南区春吉にある『春吉の眼鏡橋』。
『春吉の眼鏡橋』は、紫川上流に大正8年(1919年)3月に完成した、北九州市唯一の「石造二連アーチ橋」で市の史跡に指定されています。
この橋ができたきっかけは、少女の悲しい出来事でした。
昔、『春吉の眼鏡橋』は岩の上に板切れを渡しただけの簡素な橋だったそうです。大正6年6月、嵐の日に子守をしていた女の子が板橋を踏み外し、転落死するという事故がありました。
春吉地区に住む人々が二度とこのような事故が起きないようにと寄付を出し合って『春吉の眼鏡橋』を造ったそうです。
橋の石材は紫川の石が使用されています。建設同時、高欄はなく、大正末期に作られたそうです。
市の史跡となっている『春吉の眼鏡橋』は、夏場になると人気の川遊びスポットとなっています♪
橋のたもとから川に降りる事ができます。筆者が『春吉の眼鏡橋』を訪れた際、近所の幼稚園の園児が先生と川遊びを楽しんでいました♪
橋の下は他の場所よりも水深があるようで、橋脚から川に飛び込んでいました!楽しそう♪
川の流れは穏やかで、川底で泳いでいる魚が見えるほどの透明度です!
橋から100mほど上流に行くと川の流れが速いところや水深が深い所があります。(小さいお子さんはライフジャケットを着用する、親御さんは目を離さないように注意して遊んでください。)
農村にひっそりとたたずむ『春吉の眼鏡橋』は、地域住民の生活に欠かせない橋となっています。
『春吉の眼鏡橋』のすぐ近くに駐車場がありますが、4台ほどしか停めることができません。路上駐車や民家の出入り口付近に車を停めるなど地域住民の迷惑にならないように気を付けてください。
風情があってどこか懐かしい雰囲気が漂う『春吉の眼鏡橋』。これから田んぼが黄金色に輝く季節が到来しますね!黄金色に輝く田んぼと『春吉の眼鏡橋』も素敵かもしれませんね♪ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
春吉の眼鏡橋はこのあたり
これからも北九州市小倉南区のホットな情報をみなさんに届けていきたいと思います。みなさんからの貴重な情報提供も随時お待ちしています。