【北九州市小倉南区】活動開始から3年。これまでも、そしてこれからも多くの制服を「使い終わった人」から「これから必要とする人」へ繋ぐことができるように。学生服の3R活動「制服バンク福岡」の「今」。
北九州市のボランティア団体「NPO制服バンク福岡」(以下、制服バンク)。これまで号外NET北九州市小倉南区でも制服バンクの取り組みについてご紹介させていただいています。
2022年に設立されたNPO制服バンク福岡は生活困窮家庭の経済的負担軽減と不用品の資源活用を目的に、まだ使える制服を使い終わった人からこれから必要とする人の元に繋ぐ、という活動を行っています。

小倉南区役所
2023年から小倉南区自治総連合会と連携、小倉南区内の市民センターで制服類の回収をスタートさせました。これまで2023年、2024年の春、実際に制服の回収に同行させていただき、様々なお話を伺い、実際に回収された多くの制服を目にしました。
2025年の春も取材の機会をいただき制服バンクの「今」についてお話を伺うことができました。
多くの制服が集まるように。
年々、制服バンクの元へやってくる制服の数が増え多くの方の手に制服を届けられるようになってきているそうです。

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集まる数が増えると、必然的に制服のレパートリー(北九州スタンダードタイプの制服と各中学校の制服の2種類、更にはそれぞれに冬服や夏服があったりと「制服」にも様々な種類があります。)やサイズのバリエーションも増え、必要としている人の「この制服が着たいなぁ。」という希望を叶えられる、必要としている人の選択肢を増やすことが出来ることが嬉しい、と制服バンクの皆さんは仰います。

志井市民センター
回収した制服類はNPO制服バンク福岡で1枚1枚、刺しゅうの名前を外したり、クリーニングや補修をし、「制服おゆずり会」で必要としている子どもたちへ無償提供しています。(※制服自体は無償ですが、メンテナンス費(クリーニング代金や刺繍外しの工賃等)の実費負担はあります。)

2023年撮影 提供画像
「制服おゆずり会」でお譲りする制服の数も年々増えているそうですよ。
不要になった制服は小倉南区内の市民センターの回収ボックスへ!
卒業して着なくなった制服。思い出もたくさん詰まっていて、捨てるのは忍びない、どうしよう、と制服の「これから」について考えてしまいますよねぇ。

2024年4月撮影
制服のリユースは、不要になった制服を必要な家庭にバトンタッチできるという再利用方法のひとつです。

両谷市民センター
制服の回収ボックスは市民センターによって設置場所が異なります。見つけられない、ということがあったときは職員さんにお尋ねください。回収BOXに入れていただいてOKな制服は北九州市内の中学校の制服(小倉南区以外の制服も大歓迎!)中学校の体操服、北九州市内の高校の制服です。クリーニングは不要です。

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現在、北九州市内の制服は2020年度から導入されたブレザー型の北九州スタンダードタイプの制服と各中学校の制服の2種類があります。卒業後概ね3年以内のもののリユースをお願いしていますが、「この制服は回収ボックスに入れてもいいの?」等、気になる方はNPO制服バンク福岡へ問い合わせてください。
☆制服バンク様、お忙しい中、取材にご協力くださいましてありがとうございました。☆
小倉南区役所はこのあたり