【北九州市小倉南区】子供の成長を願う伝統の行事を大切にされている、東京・浅草橋「吉德 小倉店」へ行ってきました!
三月三日は「ひな祭り」。
別名を「桃の節句」・「上巳の節句」と言いますね。
春を呼ぶ桃の節句は雛人形を飾って女の子の成長を願う伝統の行事で、起源は古く平安時代にまで遡るそうです。お子さまを災いから守る「お守り」の意味があり、女の子が生まれると、健やかな成長と幸せを願い、雛人形を飾るという伝統があります。
今回は1711年創業、東京・浅草橋「吉德 小倉店」へ2023年1月下旬行ってきました。
東京・浅草橋「吉德 小倉店」
場所は小倉南区北方2丁目。北方三丁目の交差点近く。
お店へ入ると…うわぁ!!
吉德では男雛と女雛の一対を飾る「親王飾り」や男雛・女雛と三人官女の揃った「五人飾り」、飾り台となる箱の中にお人形やお道具がすべて収納できるようになっていたり、ケースに入っていたり…と沢山の種類の雛飾りが並んでいます。
吉德オリジナルの雛飾りや
有名な男性作家・女流作家の雛飾りが展示されています。
どの雛飾りも華やかで美しいです!
店長さんにお話を伺いながら、店内に展示されている雛飾りを紹介していただきました。
「一生に一度の贈り物」と言っても過言ではない雛飾り。贈る相手や飾るスペースなどを考えてからお店に訪れる方もいるようですが、最終的にはお人形の表情やお衣装(色やデザイン等)で選ばれている方が多いそうです。
お衣装に関してはその年の流行りもあるそうですが、古典的な紋様や可愛らしい柄、金粉金箔で彩った生地、刺繍が施された生地など様々だそうです。吉德のお人形はどれも袖の形や、裾の流れ方、重ね方が美しいです!
立姿の雛飾りも人気だそうで、年々種類が増えているそうです。
その中でもこちらの三五親王飾り「立姿雛」は人気なんだそうです。古来より高貴な色とされてきた「紫」の有職文様の衣装を着た男雛と女雛が美しい。桜柄の屏風とのバランスが良く、雅な雰囲気を醸し出していますね。
近年人気で定番のアイテムとなっている「名前旗」。雛飾りと一緒に購入される方が多いそうですよ。
店内を回っていると…可愛い「木目込飾り」の雛飾りを発見。
ころんと丸い形が愛らしく可愛いとちょっとしたスペースに飾れると近年人気なんだそうです。
木目込み人形は極細の線を重ねて描く笹目(ささめ)が多いそうですが、より人間の表情に近い雛人形が増えているそうです。愛くるしい表情がたまりませんね♪
店長さんにお話を伺って筆者が驚いたのは、関東と関西では雛飾りの並べ方や飾る時期が違ったり、地域によってひな祭りを行う時期が違ったりするそうです。
福岡県は言わずと知れたひな祭りが盛んな県で、雛飾りと一緒に色とりどりの「さげもん」を飾る、柳川市が有名ですが、北九州市も初節句やひな祭りを盛大に祝うなど風習が濃い地域なんだそうですよ。
東京・浅草橋「吉德 小倉店」では2023年2月末頃まで雛飾りを中心に展示されているそうです。その後は五月人形の展示が中心に変わるそうですよ。
女の子の心と身体が健やかに、美しく育つようにと願って行われてきた日本の伝統行事。ぜひこの機会に東京・浅草橋「吉德 小倉店」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
☆東京・浅草橋「吉德 小倉店」様、お忙しい中、取材にご協力くださり、ありがとうございます。☆
東京・浅草橋「吉德 小倉店」はこのあたり