【北九州市】これから要注意です。響灘緑地(グリーンパーク)にてスズメバチに刺される事故が発生しています。
2021年8月15日(日)、若松区の響灘緑地(グリーンパーク)付近のサイクリングロードでスズメバチに刺される事件が発生しました。
北九州市消防局によると、蜂に刺され搬送されたのは8~63歳の男女12人。いずれも意識があり軽傷だったそうです。
スズメバチとは!?
日本に生息する代表的なハチと言えば、ミツバチ、アシナガバチ、スズメバチ。その中でも攻撃性が強く、最も危険とされているのが、スズメバチです。刺されたことによって毎年死者が出ている恐ろしいハチです。
スズメバチの巣は小屋の軒先や天井裏だけでなく、茂みの中や切り株跡、土の中にも作るため、なかなか気づきにくいです。あたりに飛びかうハチの数が急に多くなったり、一定の方向に飛ぶようになったら、そばに巣がある可能性があります。
いつ頃が危ない!?
夏から秋にかけて働きバチが増えます。働きバチが多くなるほど外敵に対する攻撃性が高まり、危険性も高くなります。
7月から10月の時期が特に活発に活動するのと同時に、「ハチに刺された!」という報告が増えるのもこの時期です。
ハチがそばに寄ってきたら!?
・相手の周りをしつこく飛ぶ
・相手の狙いにつけて空中で停止する
こういうときはできるだけじっとして、ハチが飛び去るのを待ちましょう。
人間の汗やジュースのニオイに惹かれて寄ってくることがあります。怖くても手で振り払ったりしないようにしましょう。
※スズメバチは急激な動きや大きな音に反応して攻撃してくるので、悲鳴をあげてしまいそうになるのをぐっと堪えてください。
ハチに刺されたときは!?
1.刺されたらその現場からすぐ逃げる。(巣から離れる。)
2.傷口を流水で流す。ハチの針が残っている場合は、そっと抜きます。
3.爪などで傷口周辺を圧迫し、毒液をしぼり出す。
(※ハチの毒は水に溶けやすいので、傷口から毒液をしぼり出すようにもみながら流水にさらすと効果的だそうです。)
4.抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟膏などがあれば塗布する。
5.濡れたタオル等で冷やし、安静にする。必要時は病院受診をしましょう。
※人によっては、アレルギー反応を起こし、アナフィラキシーと呼ばれるショック症状を起こします。アナフィラキシーを起こすと、呼吸困難や血圧低下などを起こし、最悪の場合、死に至る危険もあります。
息苦しさや口の乾き、嘔吐、蕁麻疹などの症状が現れた時は救急車を呼びましょう!
これからの時期、ハイキングやキャンプ等の野外活動をされる方も多いと思います。野外中にスズメバチなどを見かけたらすぐにその場から離れましょう。また、スズメバチの駆除や巣の除去は大変危険ですので、専門の業者に依頼してください。
ハチについて(北九州市保健所のホームページ)
響灘緑地(グリーンパーク)はこのあたり